少し前のことですが、従妹の結婚式で訪れた「神田明神」。
どこかで雨男と噂されている私ですが、この日は晴天に恵まれたので、従妹に恨まれずに済んだというわけです。
「明神さま」の名で親しまれている神田神社は、神田、秋葉原、丸の内など東京の中心108町会の総氏神様ということです。
挙式は勿論、神前式。安全祈願祭以来久しぶりに味わった厳粛な雰囲気に、身の引き締まる思いがしました。
形式を重んじたり、形而上の行為を継承することは、合理的ではないかもしれませんが、私達日本人にとって(いや、人間にとって)最も日常に密着した行為なのではないかと感じたのでした。
神田明神の東にある明神男坂。坂と言っても、ここは階段です。昔は坂だったのかもしれませんが、坂だとすると相当な急坂です。
この日は土曜日だったので人通りも少なく、明神下の平次親分が路地から飛び足してくるのではないかと、奇妙な感覚にとらわれてしまいました。先に見える秋葉原再開発の高層ビルを眺めながら、現代と過去の境に立って、確かに「都市のエッジ」を垣間見たのでした。
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