土地の見極め

宅地造成される前の土地

現在は畑になっている、とある敷地を見てきた。
ここを宅地にして住宅を建てたいとの依頼を受けたのです。
必要な情報がまったく無かったため役所へ打合せに出かけると、その計画地は市街化調整区域のために、専用住宅としての建設は不可なことが分かった。
でも、方法はまったく無い訳でもない・・・。

土地を開発するための条例というのがあって、その中の審査基準を満たしていればOKですよっとのことなのです。一瞬安堵しましたが、よく考えるとかなり無理な条件になっている。
市街化調整区域に20年以上継続して生活している親族がいることと、これからその土地に住む住人は一生その場所にとどまることが条件なのです。
依頼主にはそんな親族はいないし、この先一生その土地にとどまるための心構えすらできていない状態の今、諦めるしかないことが判明しましたが、土地の見極めはやはり難しいものですね。。

土地を買ってからの相談では後の祭りになってしまいますが、土地を購入する前に相談してくれると色々と助言ができるというものです。
日照条件や周辺状況、建蔽率に容積率、建築基準法やそれより厳しい条例などなど、知り合いの設計事務所があればその方に、またはいなければ話しやすそうな設計事務所へ相談することをお勧め致します。

※市街化調整区域とは、市街化を抑制する区域のことです。土地を開発する行為は抑制されて、建物を新築したり増築したりすることが原則的にできない区域なのです。ただし、農業や林業に必要な施設だったり、それに必要な建物(農林水産業を営むための住居)、または公的な施設や仮設建築物などは建設が可能となっています。
これはあくまでも都市計画法の定義であって、その地方での条例があれば、それが優先されます。

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