カシアス

カシアス

随分と昔の本ですが、沢木耕太郎さん著の「一瞬の夏」という本がある。
これを読んで、またどっぶりと引き込まれた。
ノンフィクション作品なので、当然登場人物はみな実在している。
特にその中の三人、主人公のカシアス内藤(ボクサー)、沢木耕太郎(作家)、内藤利朗(カメラマン)らの夢を追う男達の友情が、美しくて美しくて感動しながらページをめくり続けました。
まさしく名作。熱い感情が芽生えてくる。
そして、カシアス内藤のその後が気になってくる。

この「カシアス」は、その「一瞬の夏」で青春を謳歌した男達の続編ともいえる内容が盛り込まれていてさらに楽しめた。
カメラマン内藤利朗によるカシアス内藤を撮りためた写真集と、沢木耕太郎による新しい文章で構成されていて、見終わった(読み終わった)後は胸のモヤモヤ感が解消されていました。一瞬の夏から続けて読むと、理由がわかります。

汗がキラリと光るような男の復活劇は、ドラマチックで少し切なくて勇気をくれるのでとても大好きなジャンルです。。

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