インテリアコーディネート

インテリアコーディネート パース先日の仕事の続き
クライアントの了解を得るために、インテリアコーディネートした部屋をパースとプランで説明。この絵を見て満足してくれたようで、ホッと胸を撫で下ろしています。
インテリアをコーディネートする上で大事なのがテーマ。建築をデザインしていくためにコンセプトがあるように、設計者の自己満足で格好いい建物や部屋を設計しても、クライアントと一緒に「ものづくり」をしていく事にはならないと感じています。安くないお金を投資して、生活の場を創り込んでいく訳ですからクライアントの理想を最大限に生かしてあげたい。僕らの職業はそのためにあるのだと常日頃思っています。
で、そのテーマづくり。クライアントに尋ねてみると、「和」にしたい!とのこと。
「和」っといっても色々と創造できるし、どのような和にするのか?や、和に何を感じたいのか?とか、和室や茶室でワビ・サビのような生活がしたいのか、などなど・・・。
本質を見極めると、ミッドセンチュリーなどの古いものに「和」を感じているようで、和めるとか癒される気持ちが芽生えるらしいのです。
先日の打合せではそんなこと一言も言っていなかったのに、突然どうしたのかなっと思い話を聞いてみると、どうやらビンテージ物のキャビネットを衝動買いしてしまった様なのです。ですから、その古いアンティークな雰囲気に和を感じているらしいので、部屋の印象もそんな感じでっ!という訳でした。
そんなこんなで決まったテーマを予算を考えながら具現化して、今日は↑上の提案図でプレゼンだったのです。即決して頂いたので、後はコーディネートした内装工事をしてこのジョブは完了です。
ちなみに今回のコーディネート内容はこんな感じ↓でした。
この先少し記事が長くなってしまうので、お時間があって、詳しい内容が知りたければお読みになってください。

インテリアコーディネート プラン【既存仕上からの変更点】
床仕上の変更-オレンジ色のフローリング調クッションフロアーの上に、2mm厚の真っ白い塩ビ長尺シート貼り。
※床を真っ白くしたのは、汚れやホコリに気づいてこまめに掃除をして貰いたいという願望で。汚れかたの具合はどの色でも同じです。部屋を衛生的に綺麗に保つには、日頃のメンテナンスが肝心なのです。ましてや男性の独り暮らしなので、汚れを気づかせることに配慮してます。
照明器具の変更-なんとも言い難い傘付ペンダントライトから、ライティングダクトレールに小型スポットライトの組合せに変更。
※インテリアの「光」について確認すると、黄色くて柔らかく演色性がある照明がお好きだということで、蛍光灯照明からハロゲンランプに変えました。
巾木の変更-茶色の巾木から真っ白い塩ビ系ソフト巾木に交換。
スイッチ、コンセントプレートの交換-茶渋が付いたような色の樹脂製からアルミ製のスクエアなタイプに取り換えました。
襖引き手の交換-オーク調化粧合板の面材に、クリーム色塗装された枠の襖。いい味が出ている状態の襖でしたので、変な柄が入っている引き手をエナメル塗装された白い引き手に交換。

【造作家具】
多目的間仕切棚-洋室からキッチンの横部分が見えるのが嫌なので、なんとかして!っと頼まれて、製作した木製の棚です。シナ合板21mmで構成し、高さは梁下まで2200mm。キッチン横の上部に梁型があったため、その梁幅に奥行きを合わせてあります。
調味料や食器類、お酒や焼酎などを収納出来るように棚のピッチを考えて、さらに水がかり部分でもあるために、シナ合板の上に柿渋塗を施してあります。防水、防腐効果と併せて柿渋の色の変化も楽しめます。
※間仕切り棚の廊下に面する部分には、全身鏡を一面に取り付けてあるので便利だと思います。身だしなみに必要な姿見の鏡は、意外とインテリアの中で重要なエレメントなので、邪魔なく違和感なく空間に溶け込ませてあります。
テーブル-特注サイズ(W1500mm×D1000mm×H700mm)の建築日和製オリジナルテーブルを製作。木材はヒノキで、仕上げは素地のまま。使っていくうちに味わいのあるテーブルに変化します。手の油やこぼしたコーヒーなどなど、傷なんかも気にせずにガシガシと使い込んでいってほしい。
屏風-ベッドサイドに屏風を設置して簡易的に空間を仕切り、寝食の境界をつくり込みました。屏風はデッドストックな格子状の木製扉を丁番で繋ぎ合わせてあるだけ。和紙を太鼓状に貼っても面白かったのですが、格子状の素材そのものを生かすため無垢なままで使います。

【購入家具】
Yチェア-材質によって価格のバラツキがありますが、今回は一番安いタイプのYチェアを選択。値段が高くても安くても座り心地に変化はありません。ダイニング用にも使え、オットマンと併せればリビング用にも対応できる、まさにオールラウンドチェアです。
プリアチェア-我々の事務所でも使っている折り畳みチェアの先駆けプリアチェア。薄く直線状に畳めるので、利用しない時は場所をとらずに収納が可能。この椅子、見た目の美しさよりも座り心地が意外と優れているのです。
プラットフォームベンチ-テーブルにもベンチにも使用可能なジョージネルソンの家具、プラットフォームベンチ。今回はこれを、TV台とAV機器台として使います。ガラリ状の隙間のある天板によって、コード類などの配線の取り回しに画期的。
キャスター付ベッドIDEEの初期のモデルを選択。無印良品でも最近キャスター付のベッドが発売されていますね。
クライアントからはベッドとソファーを別々にっという要望でしたが、部屋の大きさと家具配置のバランスを考慮して、ソファーを省いています。変わりにキャスター付のベッドによって、ソファーに変貌できるタイプを選びました。綺麗なベッドカバーで化粧をして、その上にクッションをいっぱい配置することで安楽的な役割が生まれます。
ベッドマットレス-使用頻度を考えて、安価な無印良品のマットレスを選んでいます。最近インテリア商品のクオリティーが高くなってきていますよね。
ビンテージキャビネット-とっても古くてお高い収納棚。イギリス製とのこと。名札プレートと取っ手の金具、ズシリと重くて分厚い木板が年代を物語っています。
カーテン-サイズはW2000×H1800のドレープカーテン引き分け型。薄い縦縞柄のサンゲツオーダーカーテンを選びました。

っと、こんな感じです。長かったですね、ごめんなさい。。これでも箇条書きにしたつもりです・・。
それから肝心の予算ですが、既存仕上からの変更点で約20万円、造作家具で約25万円、購入家具で約32万円(ビンテージキャビネット含まず)かかっています。
造作家具や購入家具の内容を見直すことによって、予算の減額が望めますが、特に家具は一生物ですので飽きることなくずっと付き合っていける物を選ぶ事が重要だと思います。良い家具は、やはり値段が張るものが多いです。
購入家具については僕の方で手配をして、クライアント自ら購入しに行くので、一部内容に相違があるかも知れません。ビンテージキャビネットへの予算配分が多すぎたっとおっしゃっていました。
ちなみにこれらの概算予算については、デザインコーディネート料は含みません。部屋の大きさや状態によって変わりますので一概にはいえないのです。。

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