素晴らしい住宅

日本家屋1

先日の事。前にいた設計事務所の先輩のお供で、素晴らしい住宅に出会って来ました。少し大げさですが、桂離宮かと思ってしまうほどに素晴らしい造り。80年ぐらい前の数寄屋造りなんでしょうけども、とにかく圧巻されてしまいました。
使っている材料が良いことは勿論のこと、釘が一本も見えない。壁は小舞下地真壁(縦横40mm間隔で竹を交差して下地とする)との事で、熟練した職人さんの顔が思い浮かびます。さらに仕上げとして塗られている漆喰もとても良い雰囲気。手触りが良くてホッペタですりすりしてしまいたいぐらいです。
さお縁天井の杉板と、厚みのある無垢の床材がこれまた良い雰囲気でツヤツヤと黒光りして格好いいんです。
特に今回見学させてもらって印象深かったところは「建具」の素晴らしさでした。
外部に面している引き戸にはギヤマンガラスが入っており、それから写る外の景色が美しくてウットリとしてしまう。障子も様々な種類のものがあり、額入り障子(障子の中央にガラス板入りの額をはめ込んだもの)だったり変り組障子(組子の形が幾何学的な模様)だったりとこれまたウットリ。この場になんでも鑑定団のからくさ骨董屋店主「中島誠之助」さんがいたら例のおきまりの文句、言っていたでしょうねーきっと。
この素晴らしい住宅、移築する計画だったらしいのですが、残念なことに現在は色々あって解体することに決まったらしいです。
なので、建具やその他の素晴らしい材料を、建築日和がキープキープです。。そう云えば見学を終えて帰るため出口に向かう途中、真っ黒くろすけ、目の前を通りました(笑)。そんな住宅です。

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