痒い所に手が届く

RC梁天端の雨水処理

先日訪れたところに、とても気持ちよく色々配慮されている建物がありました。
でもこれはきっとボクと同業の建築士か、建築に興味があり勉強熱心な方だけに、
たぶん分かるのだろうなと思う、とても些細なこと。気の利いた仕事ぶりが沢山。
いろいろあるが、中でも写真のコレ。実践している建築士も現場人もいらっしゃるし、
こんなのは当たり前じゃないか、何を今さらと怒られるかも知れませんけれども、
意外とこんな小洒落た設えが忘れがちだったりするのです。

コンクリート梁の天端を谷型に施工し、梁の中心に雨水がたまるようにスジをつくる。
そして梁の内側のあまり目の届かないところに、縦目地をつくり、そこから雨を流す。
これによって、梁の外側の外部から目立つ部分に、雨だれが発生しないように、
なっている。室内にも随所に感心してしまう仕事ぶりが目に付きましたから、
きっと設計者によるものだと考えられますが、地味な部分も忘れないこの配慮、
同業者としてとても嬉しく思います。隅までぬかりのない、まさに痒い所に手が届く。
こーゆう仕事ぶり、あっぱれ。こんな感じの、どうか分かっていただきたい。です。

ちなみに一点。ここまでやったのに、何でそこだけ頑張れなかったのかー!
という部分があり、なんだか設計者の人の良さが垣間見える部分があります。
外壁の一部、いや結構な部分、(-_-; ん~ん、やっぱり半分ぐらいの範囲が、
林家ぺーパー夫妻がお得意のカラーになっている部分があって、超、残念。
政治的なからみか、若しくは差し色差し色いう施主のたっての希望なのかどうか、
まったく判断できないけれども、ものすごくそーいうの良~く分かるけれども、
ああ、頑張ってもらいたかった。です。

-アーキテクツ

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