建築日和blog

kenchikubiyori.com / 建築日和どっと混む(建築設計事務所の趣味的生活記録)
<< 日々のこと | main | ザムスト ZK-7 >>
痒い所に手が届く

RC梁天端の雨水処理

先日訪れたところに、とても気持ちよく色々配慮されている建物がありました。
でもこれはきっとボクと同業の建築士か、建築に興味があり勉強熱心な方だけに、
たぶん分かるのだろうなと思う、とても些細なこと。気の利いた仕事ぶりが沢山。
いろいろあるが、中でも写真のコレ。実践している建築士も現場人もいらっしゃるし、
こんなのは当たり前じゃないか、何を今さらと怒られるかも知れませんけれども、
意外とこんな小洒落た設えが忘れがちだったりするのです。

コンクリート梁の天端を谷型に施工し、梁の中心に雨水がたまるようにスジをつくる。
そして梁の内側のあまり目の届かないところに、縦目地をつくり、そこから雨を流す。
これによって、梁の外側の外部から目立つ部分に、雨だれが発生しないように、
なっている。室内にも随所に感心してしまう仕事ぶりが目に付きましたから、
きっと設計者によるものだと考えられますが、地味な部分も忘れないこの配慮、
同業者としてとても嬉しく思います。隅までぬかりのない、まさに痒い所に手が届く。
こーゆう仕事ぶり、あっぱれ。こんな感じの、どうか分かっていただきたい。です。

ちなみに一点。ここまでやったのに、何でそこだけ頑張れなかったのかー!
という部分があり、なんだか設計者の人の良さが垣間見える部分があります。
外壁の一部、いや結構な部分、(-_-; ん〜ん、やっぱり半分ぐらいの範囲が、
林家ぺーパー夫妻がお得意のカラーになっている部分があって、超、残念。
政治的なからみか、若しくは差し色差し色いう施主のたっての希望なのかどうか、
まったく判断できないけれども、ものすごくそーいうの良〜く分かるけれども、
ああ、頑張ってもらいたかった。です。

| アーキテクツ | 14:30 | comments(2) | -
コメント
昨年まで住んでいたマンション。
この対策が無かったので雨の日はベランダに出られなかったですね。
樋をつけようかと思ったくらいです。
| Dra&長靴 | 2013/03/02 9:49 AM |
Dra&長靴さん。

設計者にとって、雨水処理の対策は本当に永遠のテーマで、
良かれと思って工夫した部分が思い描いていた機能に届かなかったりと、
試行錯誤の毎日です。

なんでも無いようでもこのような機能的なしつらえを今後発見したときは、
ふ〜ん、なるほどね〜!と、その設計者を賛美してやって下さいまし。
| bebe | 2013/03/02 10:35 AM |
コメントする









CALENDAR
S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>

SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENT
CATEGORIES
ARCHIVES
LINKS
PROFILE