建築日和blog

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The Iceberg
The Iceberg

「アイスバーグ」という名の複合商業ビル。つい最近、明治通り沿いの神宮前6丁目に完成した建物です。
氷山というか氷を割った断面に似たクリスタルな輝きをイメージしたという、他のどの建物にも似ていないデザインは、善し悪しは別にして非常に目立つ外観を有しています。建設途中の鉄骨の状況を見た時も、尋常ならざる姿に、どうなることかと思ったものです。
そしてこの建物、以前紹介した「ザ ジュエルズ オブ アオヤマ」と同じ会社が行うSPCによる事業なのです。
最近の商業ビルの潮流が見て取れるようですが、私が興味を持ったのはデザインにではなく、「アラップ ジャパン」という会社がプロジェクトマネジメントをしていることにです。
「アラップ」といえば、世界的に有名で世界最大の構造設計事務所「オブ アラップ社(ア社)」のこと。ノーマンフォスター、リチャードロジャース、レンゾピアノ等有名建築家の作品を支え、日本でも数多くの実績があるアラップ社の日本法人「アラップジャパン」がマネジメントをした建物と聞き、早速見学してきたわけです。
DPG(ドットポイントグレイジング)の考案者であるア社がファサードのガラスカーテンウォールの納まりでどれ程スゴイことをやっているのか見たかったのですが、まだオープン前だったため、内部を見られず少々残念な思いをしました。ただ、支持部材を減らし透明感を高めた意匠は、外部からでも感じることが出来ますが、ディテールよりその姿に圧倒されたというのが実情です。
突如まちに現れた氷山。何の脈絡も感じられないデザインを見て、逆に何でも飲み込み許容してしまう渋谷のまちに対し恐ろしいほどの力を感じつつ、何故か巨大な氷に見下されているかのような複雑な気持ちで帰路についたのでした。

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| アーキテクツ | 10:12 | comments(3) | -
コメント
この形に何の意味があるのですかね。
建築物は、建つ環境と、内部空間を反映したものが、外観になると思っている僕は、不思議でたまりません。
確かに東京は、このような建築を受け入れます。
東京だけでなく、世界でもこんなデザインのものが増えているように思います。目立ちたいだけなんでしょうか?
ポンピドゥーセンターのように合理的であれば、竣工当時の違和感は、すぐに晴れるのですが、
フランク・O・ゲーリーのようなデザインは、どごに向かっているのか見当がつきません。
将来、デザインカオスとして、世界に日本を発信するのかもしれませんね。
僕がこの建築の意味を把握出来ないのがいけないのかもしれませんが、日本の建築家は自分の仕事を、少し立ち止まって見直す必要あると思います。
| KEITA | 2006/08/02 4:32 PM |
KEITA様

なんだか、乾いた笑いが出てしまうんですよね。こういうのを見ると・・・・。
| bonz | 2006/08/02 6:05 PM |
でも、施工の精度は素晴しいですね。
海外のカーテンウォールは、波打ってたりするけど、
これはガラスの映りこみも綺麗です。
こういう建築物を作る事で、技術力が保てれているのでしょうか。
| KEITA | 2006/08/02 9:55 PM |
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